ささやかな胡桃パン-海外文学と遊ぶ

主に『海外文学』と『読むこと書くこと』あれこれエッセイ

『夜間飛行』サン=テグジュペリ

フランス文学

サン=テグジュペリ Antoine de Saint-Exupery(仏)
『夜間飛行』(1931)

「星の王子様」は読んだことがあるという人は多いかもしれない。僕も大好きな作品であると同時に、人生において特別な意味を持つ本である。この『夜間飛行』もそれと肩を並べる、もしくはそれ以上の美しい作品。

人間は人間を救うために人間を犠牲にするが、本当に救われているのかどうかは誰にもわからない。しかしそれでも前に進むしかないのかもしれない。勝ち負けでもなく正邪でもなく、とにかくリヴィエールの信念と意志に感嘆と涙。

誰かが命懸けで開拓してきたもので、きっと僕らは生かされている。

星に嫉妬するような妻を持つファビアンが羨ましい、なんて言ったら怒られるから言わないでおく。

星の王子さま (新潮文庫)

星の王子さま (新潮文庫)

こっちは確か新潮文庫で持っている。何処かにあるはず。大切なものは目には見えないのである。