-ささやかな胡桃パン-

『海外文学』と日々のたわいもないノート

アメリカ文学

ダメ人間たちに映し出されるアメリカの苦悩/『十二月の十日』ジョージ・ソーンダーズ

アメリカ文学 ジョージ・ソーンダーズ 『十二月の十日』 十二月の十日作者:ジョージ・ソーンダーズ発売日: 2019/12/11メディア: 単行本 この短編集の登場人物たちが「ダメ人間」であるというのならば、紛れもない、僕も間違いなく「ダメ人間」である。だから…

怒りという自由『フィンケルスティーン5』in『フライデー・ブラック』ナナ・クワメ・アジェイ=ブレニヤー

アメリカ文学 ナナ・クワメ・アジェイ=ブレニヤー 『フライデー・ブラック』(2018) なくならない人種差別 自分の中の差別心 彼らの叫びを聞け 『くるみパンの本棚』 僕は、ブラックミュージックが好きだ。あの、気持ちいいほどの感情の爆発と力強く腰にくる…

オススメ海外文学(作家編)①『ポールオースター』どちらかというと未読さんへオススメしたい3作品

↑ (作:ささやかな胡桃パンの人) 私がこの本を書いたのは、ヘクターの作品に対する自分の熱狂を他人と分かちあいたかったからだ。 『幻影の書』(新潮文庫)より これはポールオースターの『幻影の書』という作品の中のある一節だけども、つまり何が言いたいか…

幻影に人は救われる/『幻影の書』ポール・オースター

アメリカ文学 ポール・オースター Paul Auster 『幻影の書』(2002) 幻影の書 (新潮文庫)作者:ポール オースター発売日: 2011/09/28メディア: ペーパーバック 結局戻ってくるのはやはりここ。現代アメリカ文学界の最重要人物ポールオースターである。 幻影と…

『響きと怒り』ウィリアム・フォークナー

アメリカ文学 ウィリアム・フォークナー William Faulkner 『響きと怒り』(1929) 響きと怒り (上) (岩波文庫)作者:フォークナー出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2007/01/16メディア: 文庫 響きと怒り (下) (岩波文庫)作者:フォークナー出版社/メーカー: 岩…